合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツの浅井です。
はじめての方もいらっしゃるでしょうから、少々自己紹介をさせてください。北国、札幌で生まれ育ちました。英語に興味をもったのは札幌オリンピックのときに海外からのお客さんと話をしたのがきっかけです。進学のため上京し、大学時代にアルバイトで塾講師をしたのが縁で教育業界に入りました。
学習塾に就職してからは長期間にわたり学習塾経営に携わり、集団指導はもとより、個別指導のチェーン展開も
経験しました。腕白が多かった塾で塾人としてのスタートをきったためか、成績が伸び悩んでいる生徒の意欲を高めるコミュニケーションが得意です。また英語が専門であることを活かし、幼児から大人までの英語教室運営ノウハウがあります。教育委員会に依頼され学校の英語カリキュラムの構築も行いました。
さて、私が学習塾で教えていた当時、中学1年生の生徒に向かってよく言っていたのが、二つの英語の基本です。
一つ目は、“英語は語順が命”。
二つ目は “英語はリズムが命”です。
これら二つを意識すると英語が苦手だった生徒も飛躍的に英語力が増すんですね。ここでは、「英語は語順が命」を少々、説明しましょう。
たとえば、英語で 「私のノートは」は「my notebook」ですよね。「りっぱな仕事は」は「the great job」です。
上の二つは、日本語と語順が同じなので感覚的にも違和感を感じません。しかし、次に上の二つの語句に限定する言葉がつくとどうなるでしょう。
「机の上の私のノート」は
my notebook on the desk
「彼が成し遂げたりっぱな仕事」は
the great job he achieved
のようになります。
「 my notebook」のように 前から説明するときと、「notebook on the desk」のように後ろから説明するときのケースをいくつも出して、言葉の性質をつかんでしまうのが得策です。言葉の理解ってそんなものですよね。「赤いリンゴ」「私の本」など「その物の性質や所有者」など意図的に変化させることができないことを言う場合は前から、それ以外は後ろからとなると覚えるのが自然な言葉の覚え方です。
次に、いくつかの文節にスラッシュ(/)を入れてみます。
机の/上の/私のノート|my notebook/ on/ the desk
真ん中の棒を中心として、語順が 丁度日本語と線対称になっているのが見て取れるでしょう。私が、若い頃は、この線対称になることから (日本語と語順が逆なので)英語は後ろから訳すんだ と学びました。
ところが、後ろから訳す方法では、英語を理解する スピードは相当遅くなります。もともとあらゆる言語は話し言葉から発生していますので、 本来は、英語を理解するには、当然耳に入ってくる順に認知しなければ いけません。これは、当たり前ですよね。 英語は後ろから訳すという昔の勉強方法が、いかにいびつなものであったことか!
さて、on the deskのように語順が決定されている意味のまとまりを文法用語では句と言いますが、これを情報のまとまりと解釈することをチャンクと言います。
この句を1チャンクとして感覚的に自分の体に埋め込めると、言葉の理解速度が増します。聞こえるままに日本語に置き換える、見えたままに日本語に置き換えることで、内容を把握することで、リスニングと読解での情報処理スピードが格段に増します。これからの高校入試や大学入試では大量の英文が聴解したり、読解したりする能力が問われます。その意味で、私が提唱している「チャンクを見つける文法力、体得するための学習法」が必須になっていると言えます。




